日本の地震保険について少しご紹介させていただきます。
駐在でアメリカにいらっしゃる方など、日本に帰ってからの保険のこともしっかり考えていただきたいと思い、今回は日本の地震保険について説明します。
地震保険は住宅火災保険に付帯することになります。
保険金額について
火災保険の掛け金の30%から50%の範囲で定めることができます。
上限は、建物5,000万円、家財1,000万円が上限となります。
保険金の支払いについて
保険金額に対して、全損は100%、半損は50%、一部損の場合は5%の支払いとなります。
半損とは
半損とは、建物の基礎や柱などの主要構造部の損害額が、直の20%以上50%未満である場合をいいます。
地震保険の意義について
この説明だけでは、地震保険に加入するメリットがないように思えますが、地震保険は建物を全て元の通りに改修する、新しい住宅を新たに購入するために加入するのではなく、地震の後に必要な仮の住宅や、必要な必要を支払うようなときのために加入すると考えると良いかと思います。
地震保険に入る必要が少ない人は、ローンの支払いが完了している、もしくはローンの支払い完了が近い、貯蓄が十分にある人が該当します。逆に、家を購入したばかりの人などは必須と考えても良いかもしれません。購入直後に地震で家が損壊した場合など、仮の住宅への費用や補修の費用などが捻出できないからです。
日本では、どこでも地震が起こるということ念頭に置いてフィナンシャルプランを立てることをお勧めします。
参考：スッキリわかるFP技能士３級 TAC出版